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スウェーデン歌曲の魅力

7月15日 「スウェーデン音楽の調べ Vol.4」の聴き所、第五弾は、スウェーデンの歌曲についてです。
 全人口900万人中、50万人が合唱の所属している、と言われる歌が大好きな国スウェーデン。合唱曲はもちろん、歌曲の分野でも多くの美しい作品が生まれています。これらの作品がなかなか国外で演奏されることがないのは、歌詞がスウェーデン語である、ということにも原因があるかもしれません。
 演奏会準備にあたり、いつも日本在住のスウェーデン人、Karl Arne Jonsson氏に発音や歌詞の内容のご指導をいただいておりますが、今回は、歌っている声でもスウェーデン語が聞き取れるようにと、歌唱つきの発音指導もしていただきました。
 
 さて、スウェーデンの歌曲ですが、オーケストラ作品がワーグナーやブラームスらの影響から発展したように、ドイツリートの流れから生まれたようです。シューマンとも親交があったヌーマン(1831-1885)は、スウェーデンの初めての本格的な連作歌曲と言われている「森の歌(1867)」をドイツ語の詩でつくっています。

♪ヌーマン:森の歌 をダウンロード
“緑の森で”“ざわざわするのは”“荒野は褐色に”“心はわたしのもの”“この谷はふたたび緑に”“森はつづく”
(向野由美子ms & 松尾優子pf 2006.9.24@東京オペラシティ リサイタルホール)

 同じゲルマン系の言葉であるスウェーデン語は、字面はドイツ語と似ているものの、発音は、ドイツ語より角がとれたような柔らかい流れるような音です。スウェーデンの歌曲がドイツリートとは違った色を放つのは、この言葉の響きが大きく関係していると思います。
 ステーンハンマルは、次のように言っていたそうです。「私が詩に音楽を作る時、“何かを作り上げる”のではなくただ、詩を読み、詩の中に入り、言葉の響きを聞く。そうすると、詩自体がメロディックな言葉になり、しゃべるメロディーとなる。そして、言葉のもつ感覚が和音となる・・・」 そんなステーンハンマルの歌曲は、スウェーデン語の響きの美しさを堪能できる作品になっています。

♪ステーンハンマル:さすらい人をダウンロード
(向野由美子ms & 和田記代pf 2005.7.3@東京オペラシティ リサイタルホール)
※こちらの録音はCD-Rでご購入いただけます。詳しくはこちらまで。

7月15日 「スウェーデン音楽の調べ Vol.4・北欧の響き」で演奏されるステーンハンマルの歌曲3曲でも、スウェーデン語を大切にするステーンハンマルの音楽をお楽しみいただけることと思います。

 さて、多くの歌曲を残したペッテション=ベリエルは、ステーンハンマルにはないスウェーデン歌曲の魅力を作っています。こちらの記事でも紹介したように、民謡的な響きにも敏感であった彼の歌曲は、スウェーデン人の心にすっと入っていく何かがあるようです。これこそ、スウェーデンという土地でしか生まれ得なかった音楽かもしれないですね。

♪ペッテション=ベリエル:グッレバーンの子守歌 第5番をダウンロード
元気な男の子“グッレバーン”の冒険の物語。オーケストラ伴奏を2台ピアノに編曲したもの。
(向野由美子ms & 松尾優子pf & 和田記代pf 2006.9.24@東京オペラシティ リサイタルホール)

 今回のコンサートでは、アルヴェーン、ステーンハンマル、ペッテション=ベリエルの歌曲をたっぷりお楽しみいただけます。是非、スウェーデン歌曲の魅力を発見しにいらして下さい!
→「スウェーデン音楽の調べ vol.4」チケット予約はこちらまで

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