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3月8日「向野由美子ms & 和田記代pf」

08_3サロンコンサート・シリーズ vol.32
於:ミュージックサロン・サングレース(東京都東府中)
<曲目>
H.ルーセンベリ:14の中国の詩 より
 No.1,3,6,8,10,11,12,14
M.カルコフ:10の日本の歌
G.de フルメリ:4つの中国の歌

W.ステーンハンマル:ランプのアラジン王子(「歌と印象 Op.26」より)
M.ラヴェル:「シェエラザード」より “アジア”
A.トマ:“君よ知るや南の国”(オペラ「ミニョン」より)
C.サン=サーンス:“あなたの声に私の心は開く”(オペラ「サムソンとデリラ」より)
J.マスネ:“お願い、涙を流させて”(オペラ「ウェルテル」より)
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<聴きにいらして下さったお客様の演奏会感想です>
 向野由美子さんと和田記代さんのお二人のコンサートを聴かせていただくのは、今回で3回目です。
素晴らしい声と表現力の向野さんと、それをピアノで情熱的にサポートする和田さんコンビの演奏はとても楽しみでした。今回もその期待を上回る、素晴らしい演奏を聴かせていただきました。
 向野さんは淡いブルーのロングドレス、和田さんは黒のパンツスーツで登場されました。
 前半は、日本の短歌と中国の漢詩をスウェーデン語とドイツ語に訳し、それに作曲家が曲をつけたという、なかなか他では聞けない選曲でした。向野さんがわかりやすく曲の説明をしてくださり、いろいろイメージして聞きましたが、私たち日本人が感じるわび・さびといった部分は影をひそめ、1900年代半ばの北ヨーロッパで遠い日本を想像しながら作曲するとこうなるんだ!と不思議なメロディと静と動が交差するどちらかといえば“激しい”曲運びにびっくりしました。難しい旋律が続く中、お二人の呼吸はピッタリと合い、東洋と西洋のミステリアスな融合がとても興味深い演奏でした。その中で3曲目のフルメリ作曲の歌曲は、ロマンチックで曲調の違った4つの歌が気持ちよくうっとりと聞きました。
08_3a_2  休憩を挟み、後半はオペラのアリアを含む名曲が続きます。
 ステーンハンマルは、この会を知るまで全く知らなかった作曲家です。何度か聞きましたが、メロディが美しく、またピアノの超絶技巧的なところも随所にあって聴きごたえのある曲が多いな、と感じています。この”ランプとアラジン王子”も初めて聞くのに、いろいろな場面が物語を見るように現れワクワクするような曲でした。向野さんの、スマートなのにびっくりするような声量とそれぞれの曲の芯をつかんだ確実な表現力、そしてその歌声をさらに盛り上げる素晴らしいピアノの伴奏に引き込まれ、あっという間に最後の曲になりました。
 「サムソンとデリラ」のちょっと怖い(?)あらすじを紹介されて、デリラがサムソンを誘惑する場面で歌われるアリア”あなたの声に私の心は開く”は圧巻でした。したたかな表情を交え、オペラに入り込んだ向野さんのうたは 「この誘惑にはさすがのサムソンも負けるわね❤」と納得してしまいました。
 アンコールには「カルメン」から超有名な”ハバネラ”を歌ってくださいました。この名曲を、アットホームなサロンで、手を伸ばせば届くぐらいの距離で聞けたことは感激です。
 コンサートの後はいつものように、おいしい手作りのお菓子とコーヒーをいただきながら演奏者と気軽にお話ができて、とても有意義な土曜の午後でした。

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コメント

オペラ歌手というのは、本当に良いものだと思います。とても惚れ惚れする、かの有名な作曲家たちを魅了するわけだと、向野さんの歌声を聴いていて感じました。舞台上とはやはり違った一面を見せるサロンコンサート、演奏者の個性をたっぷり堪能できてアットホームに演奏を楽しむことができるなと改めて思いました。向野さんの曲解説もとても魅力的で素敵な演奏会でした。しかも和田さんもやはり伴奏とは思えない難曲を見事にこなしていてそれも圧巻。いつもいつもすごいと思いますが、すごかったです!

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