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スウェーデン滞在記(12)

3月26日
 朝、ウプサラからストックホルムへ。この日は、日本で知り合ったヴィオラ奏者 ペーテル・エリクソンさんに、ストックホルム王立管弦楽団 Kungliga Filharmonikerna の子供達の為のコンサートに入れてもらうことになっていました。会場は、ノーベル賞の授章式も行なわれるコンサートハウス Konserthuset の大ホール。ストックホルム王立管弦楽団の定期公演が行なわれているホールです。会場に向かうと、小学校から来た小さな子供達(日本でいう小学一年生)が二人ずつ手を繋いで二列に並んでホールへ入っていきます。皆、楽しそうに引率の先生たちに先導されて歩いていました。
 プログラムは45分ほど。着ぐるみを来た3人の役者たちが、物語風に舞台をつくり、楽器を紹介しながらコンサートが進みます。6歳の子供達は、役者たちが何かする度に多少ざわつくものの、先生達に「シーッ!」と言われると、素直に静かになり、かなりお行儀よく席に座っていました。役者たちが「楽器の真似をしましょう!」と呼びかけると、夢中でバイオリンを弾く真似をしたり、太鼓をたたく真似をしたり、生き生きとコンサートを楽しんでいました。コンサートが終ると、拍手喝采で、オーケストラの生演奏をコンサートホールで聴き、大興奮のようでした。この日は、学校から団体で来た子供達の為に、午前中2回の公演。次の日は、ほとんど同じプログラムで、一般公開のファミリーコンサートが行なわれたようです。

 終演後、ペーテルさんが席まで迎えに来て下さり、舞台裏へ。そこに、どこかで見たことがある青年が赤ちゃんをおぶっている姿が・・思い切って「あのぉ、ピアニストのオスカルですよね?」と声をかけると、まさしく彼!5年前、当会のサロンコンサート・シリーズに井尻愛紗さんとのピアノデュオでご出演下さったオスカル・エクベリ Oscar Ekbergさんでした。コントラバス奏者の奥様がこの日の公演にエキストラで演奏されていて、オスカルは6ヶ月のお嬢様と迎えに来ていたのでした。ずっと連絡もとれていなかったので、思いがけない再会にびっくり。実は、二日後にオスカルの出演するコンサートを見つけてあり、チケットも予約してあったので、「コンサート楽しみにしています!」と言って別れました。

 ペーテル・エリクソンPeter Erikssonさん、そして同じく王立管弦楽団のチェリスト、クラース・ガッゲ Klas Gaggeさんと軽いランチ。スウェーデンの音楽家だからと言って、必ずしもスウェーデン音楽に詳しいとは限らないのですが、お二人は、スウェーデンの室内楽作品にも造詣が深く、いろいろお話しさせていただき、たいへん楽しかったです。とくに、チェロのクラースさんは、ステーンハンマルの弦楽四重奏はもちろん、ご自身の地元イェヴレGävle出身の作曲家 B. リンデ Bo Linde や、スウェーデンでも演奏機会が少ないと思われるL. ヌーマン Ludvig Norman の室内楽作品も演奏されるとのこと。「ステーンハンマルは偉大な作曲家だけど、彼の交響曲はヌーマンの交響曲からも影響を受けていると思う。」とおっしゃっていました。「日本ではヌーマン演奏していただけないのですか?」と言うと、「そんな機会があったらもちろん嬉しいけれど。」とのこと。「ヌーマンのピアノ四重奏曲はCDで聴いて大好きなので、一度、演奏してみたいのですが。」と言うと、ヴィオラのペーテルさんが「ピアノが入る室内楽曲といえば、ステーンハンマルの1楽章だけあるピアノ四重奏も美しい曲だよね。そうだ、日本でスウェーデンの室内楽フェスティバルしたらいいじゃない!」と。スウェーデンの演奏家と私たちのアンサンブルで、本当にそんなことが実現できたら、嬉しいものです!(運営スタッフ、熱烈歓迎募集中!)このように、私たちの活動にも関心を持って下さり、本番とリハーサルの合間を縫って、有意義な会話におつきあい下さったお二人には、感謝致します。

 その後、せっかく町中に出て来たので、買い物を・・・と思い、CDショップなどを探すも、12年前にあったはずの大きなCDショップ Megastore が見つからない!仕方なく、国立音楽図書館に寄ることに。Kia Hedellさんがたまたま受付にいらしたので、ストックホルムにあるCDショップを聞いてみました。彼女によると、インターネットのダウンロードが普及したこともあり、ストックホルムのCDショップはどんどんなくなっているそうです。彼女も良く分らない、ということで、図書館に資料閲覧に来ていたおじさまに尋ねることに。すると、Megastore は、つぶれたのではなく、移転したとのこと。地図で、どこにあるか教えていただきました。せっかくなので、楽譜屋さんも尋ねると、ストックホルムに唯一(!)ある楽譜屋さんの場所も教えて下さいました。
 確かに、12年前にストックホルムに来た時は、街を歩いていると、小さなCDショップや楽譜屋さんに偶然行き当たり、色々なお店を覗くことができたのですが、今回は、そういったお店に行き当たることは全くありませんでした。インターネットで便利になるのは良いことですが、手で触って目で見て物を選べなくなるのは、少し寂しい気もします。

 さっそく、教えてもらったCDショップ、Megastoreへ。デパートNKの裏手の通りMäster Samuelsgatan、本屋さん Akademibokhandeln の隣です。以前よりかなり小さくなったものの、クラシック・コーナーには、「スウェーデン音楽」の棚もあり、棚ごと持って帰りたい心境に。どうにか購入できるだけの数を選んでレジへ。こちらのお店、12年前にはTax Free ができたのに、できなくなっていてかなりショック。
 
 大量のCDをぶらさげて、王立オペラ劇場へ。チャイコフスキーの音楽を使ったバレエ「オネーギン」を鑑賞。2010_3_26
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『オネーギン Onegin』
音楽:Pjotr Tjajkovskij
振付:John Cranko
指揮:Yi Zhang

Onegin: Dragos Mihalcea
Lenskij: Oscar Salomonsson
Tatjana: Marie Lindqvist
Olga: Jurgita Dronina
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右は、オペラ劇場天井です。オペラ座設計図を持っている天使に注目!さりげないユーモアを感じる絵です。

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コメント

思いがけない再会や出会いがあって素敵な旅ですね。

僕が最後にストックホルムへ行ったのは4年前でしたが、その時はまだMegastoreは元の場所に合ったような気がします。
NKの中のCD売り場とMegastoreを回った記憶があります。
北欧諸国は日本で買うよりCDの新譜の値段が高いのですが、旧譜は必ず安い価格で販売しているんですよね。
4年前はホテルで中古レコード店を紹介してもらってほぼ一日がかりで回ったのですが、かなりの数の店が営業していました。
きっとCDショップよりずっと数も多く客も多いような気がします。

>高橋さま
Megastoreが移転したのは、たぶん、最近だと思います。某ガイドブックでは、また旧住所に載っていました。
そうですか、次回は、中古店をターゲットにします!

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