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スウェーデン滞在記(5)

3月19日
 この日も午前中、Lilla akademien で練習させていただきました。
 午後は、夕方から、W. ペッテション=ベリエル協会 Wilhelm Peterson-Berger Sällskapet の年一回の例会に出席。なんと短いスウェーデン滞在期間中に年一回の例会があったのは、本当に幸運でした。
 W. ペッテション=ベリエル協会は、ペッテション=ベリエルの作品を後世に残す為に、ペッテション=ベリエル基金をもとに1950年にストックホルムで設立された協会です。以後、楽譜の出版や音楽作品の録音などに関わって来ました。会員は、音楽関係者の他に、様々な職業に就いている多くの音楽愛好家達で構成されています。私は楽譜をスウェーデンから購入した際に同封されていたパンフレットで協会を知り、会員になりたい旨、メールしたのですが、外国からの会員申込、例会への参加も歓迎して暖かい配慮をしていただきました。
 例会では、会の運営についての会員たちとの会議に続いて、夕食会。夕食会会場では、ペッテション=ベリエルのCDや書籍の販売もされました。昨年リリースされたオペラ「アルンリョット Arnljot」のCD、執筆活動もしていたペッテション=ベリエルの新聞などに掲載された記事集「山の思い出 Fjällminnen」などをしっかり買い込み。
 夕食の前に、ペッテション=ベリエル賞の発表。今年は、「Det fruktade märket : Wilhelm Peterson-Berger, antisemitismen och antinazis」を執筆されるなど、ペッテション=ベリエルを研究されている音楽学者Henrik Karlsson氏が受賞されました。続いて、協会の会長を務められたこともある音楽家のLennart Hedwall氏による講演。興味深い講演・・・のはずなのですが、スウェーデン語のヒアリング力を鍛えねばと痛感。
 続いて、夕食会へ。おいしいスウェーデン料理に舌鼓。お酒を飲む時に歌う“Helan går”の大合唱も。周りの方と談笑しながら食事をしていると、事務局担当の方より、「途中で紹介されるから、そしたら立って下さいね」と耳打ち。「?!(冷汗)」まもなく会長が立ち上がり「今日は、日本からゲストが来ています。ピアニストの和田記代さんで、彼女は、明日、ヨーテボリでペッテション=ベリエルを演奏します。」脚が震えましたが、暖かく迎えて下さる会員の皆様には本当に感謝でした。
 途中で、85歳(とご自身でおっしゃっていました)の会員の方が、ピアノの前に座ったと思ったら、元気良く演奏を始め、皆でペッテション=ベリエルの「Dalmarsch」と「Jämtlandssången(ペッテション=ベリエルが歌詞をつけた、イェムトランドの古い結婚式の曲)」を合唱。(各席に、譜面が配られていました)最後は、Lena Johnson氏(pf)とJonas Lindgård氏(vn)により、ペッテション=ベリエル の「ピアノとバイオリンの為の組曲 作品15」が演奏されました。

 夕食会では、ご主人がアマチュアのバイオリニスト、というご夫婦と同席させていただきました。ご自宅で、ホームコンサートも開かれる、というご夫婦。ご主人の最近のレパートリーを伺うと、かなりの腕前であることが想像される方。スウェーデンの作曲家の名前を教えていただいたり、「ステーンハンマル友の会」の活動の話をさせていただいたり、楽しいひとときでした。
 他にも楽譜出版社Abraham Lundquist AB の方がお声をかけて下さり、楽譜で困ったらメールをくれれば、力になれるかも、と当会の活動には心強いお言葉。

 夕食後は、部屋を移動してコーヒータイム。フレーセ島のペッテション=ベリエルの家Sommarhagen からいらした方と同席。Sommarhagen はペッテション=ベリエル基金で運営され、夏の間は見学もでき、コンサートなども行なわれているようです。テーブルの話題で、私もSommarhagen で演奏できたら良いのに、などと皆様、お話し下さいましたが・・・いつか、フレーセ島で「フレーセの花」を演奏できる日がくれば、幸せです。

 音楽と楽しいおしゃべりとおいしいお料理と・・・そしてスウェーデンの方々の暖かさに触れた素敵な夜でした。

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コメント

僕も去年はフィンランド人ばかりの集まりにゲスト参加(?)させていただく機会があったのですが、さすがに飛び交うフィンランド語の話し合いの嵐の中で何が話題になっているのかほぼ理解不可能でした。少人数の会話だと何となくわかるのですが。
オペラ「アルンヨット Arnljot」はCDの原盤のアナログ盤を持っているのですが、ノルディックサウンド広島さんにCDも注文して配送待ちです。
フレーセ島のSommarhagen、いつか訪れたいと思っています。
きっと素敵なところでしょうね。

>高橋さま
「会話」だと、自分の方のペースに巻き込む術を多少なりとも身につけているつもりなのですが(無理矢理、こっちの理解スピードに合わさせる強引な手口?)、講演のように一方的にしゃべっている外国語を聞き取るのは、やはりたいへんですね。まだまだ鍛錬が必要です・・・
フレーセ島のSommarhagen 、今回は、行っても入れない時期だったので、行きませんでしたが、夏に行った時には是非、と思っています。

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