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スウェーデン滞在記(6)-1

3月20日(その1)
 この日は、ヨーテボリ Göteborg の ハーガ教会 Hagakyrkan でコンサート。ストックホルムを朝8時過ぎの電車で出発。スウェーデンの新幹線(?)X2000でヨーテボリまで3時間程度。さて、ここまでスウェーデンでの気候のお話をしていませんでしたが・・・3月ともなると、さすがにストックホルムでも雪はほとんど降らないそうなのですが、今年は私の到着してからも、たびたび雪がちらつき、路上も凍っていることろも沢山ある状態。私が到着する一週間前は−20℃になったという、スウェーデンでも記録的な寒さだったそうです。ヨーテボリはストックホルムより南にある街ですが、電車から見る風景も、ずっと雪景色。湖もすべて表面が凍っていました。
 基本的にストックホルムからヨーテボリまでは、ほとんど起伏はなく、ずっと同じ様な景色が続きます。スウェーデンには険しい山は少なく、電車の旅とするとこの様にずっと同じ景色が続くことが多いそうですが、私は個人的に、スウェーデン作曲家の音楽作品に多い「ワーグナーの様に強引ではなく、心地よく続く息の長〜い音楽の構成」は、こんな地形から自然と来ているのでは、と考えています。
 さて、いよいよヨーテボリ到着。ハーガ教会の方が駅まで迎えに来て下さり、そのまま彼女の車でコンサート会場の教会へ。教会内の洗礼式が終るのを待って会場内に入ると、中は明るい色彩の素敵な教会。昼間のコンサートなので、窓から入る太陽の光がまぶしくない位置にピアノを配置していただきました。
 こちらでは「土曜日の音楽 Lördagsmusik」と題して、毎土曜日、コンサートが開かれています。今回、私が演奏させていただいた曲目は;
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J. M. クラウス:スケルツォと変奏 VB193
J.M. Kraus: Scherzo con Variazioni VB193
スウェーデン舞曲 VB192
Svensk dans VB192

武満徹:雨の樹 素描
T. Takemitsu: Rain Tree Sketch
    雨の樹 素描 II ~ O. メシアンの追憶に ~
Rain Tree Sketch II -In Memoriam of Olivier Mesiaen-

W. ペッテション=ベリエル:「フレーセの花」より
W. Peterson-Berger: ur "Frösöblomster"
          “帰還” “夏の歌” “お祝い”
"Rentrée" " Sommarsång" "Gratulation"

W. ステーンハンマル:晩夏の夜 作品33
W. Stenhammar: Sensommarnätter op.33
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 演奏を始めると、皆様、たいへん静かに聴いて下さっているのではありますが、なんとなく、客席が遠い雰囲気。確かに、太陽の光がまぶしくないような位置にピアノを置いてもらった結果、少しピアノが奥に入ってしまい、物理的に客席が遠かったのは事実ではあったのですが・・・クラウスを演奏し、挨拶をしようと客席を見るとやはり案の定、なんとなく皆様、かしこまっていらっしゃる雰囲気。確かに、お客様たちにとってみれば、「いきなり外国人が“クラウス”なんて聞いたことない作曲家の曲を弾き始めた」という感じだったかもしれません。(クラウスはスウェーデンと縁の深い作曲家ですが、演奏される機会はスウェーデンでも滅多にないと思われます。)とりあえず、おそるおそる作曲家 J. M. クラウスについて、スウェーデン語で説明を始めると、とたんに皆様のお顔がニコニコ。やっぱり、“コミュニケーション”は大切です。その後、武満徹の作品の紹介をして、続きを演奏しましたが、それからは、たいへん演奏しやすかったです。

 ヨーテボリは私にとっては初めて訪れる街。ハーガ教会のコンサート企画担当の方よりご紹介いただいた藤本里子(Satoko Berger)さん(CDプロデュースなどをされています)、松尾正代さん(ヨーテボリ交響楽団のハープ奏者)も、お忙しいなかコンサートにいらして下さいました。また、ヨーテボリの日本人会に連絡させていただいたところ、ヨーテボリ在住の日本の方々も沢山、コンサートにいらして下さり、本当に感激しました。聴きにいらして下さった方々にも、心より感謝申し上げます。

 さて、長〜い1日となったこの日は、まだまだ続くのですが、それはまた次の記事で!

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コメント

X2000には何度か乗っています。日本国内の鉄道にはあまり興味がないのですが、北欧各国の鉄道は大好きです。写真も沢山撮り、X2000にいたっては、マーク入り特製エコ・ボールペンまでゲットしました。
雪ですが、この間の寒気で、きっと帰国してからも雪をご覧になったのではないでしょうか。
ハーガ教会の建物、フィンランドのカレリア地方で友人の教え子の結婚式に招待されて参列したサーラという所の教会とよく似ています。ちょうどこんな色合いの石(煉瓦?)造りの教会でした。
教会の内部の様子も想像できます。
クラウス演奏のシーン、興味深く読ませていただきました。

>高橋様
スウェーデンの電車は、乗り心地もなかなか良いですよね。もう10年以上前になりますが、夜行列車も、快適でした。
雪ですが、帰国間際は、ストックホルムでも雪でなく雨になっていたのに、4月後半の東京の雪にはびっくりでしたね!

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