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スウェーデン滞在記(6)-2

3月20日(その2)
 ハーガ教会のコンサート終演後。コンサートにいらして下さった藤本里子さん、田中さん、そして田中さんのスウェーデンのお友達と皆でお茶を飲みに行きました。田中さんは、当会のサロンコンサートに出演されたことがあるアン・エルキェーさん(fl)とマーティン・フォーゲルさん(g)のご友人。現在、スウェーデンに留学中です。そして、藤本里子(Satoko Berger)さんは、スウェーデンにお住まい、ムジカ・レディヴィーヴァ Musika Rediviva というレーベルで古楽を中心としたCD制作など、様々な活動をされています。里子さんのブログ「北欧からコンニチワ」では、そうしたCD制作の様子はもちろん、スウェーデンでの生活や、音楽の歴史まで、たいへん興味深い記事を読むことができます。
 いろいろお話をさせていただき、田中さんたちとは夕食時に再会することにし、私は里子さんにヨーテボリ大学 Göteborgs universitet音楽・演劇科 Högskolan för scen och musik の建物を見せていただくことにしました。
 こちらの学校で講義をされていたこともあるという里子さんの案内で訪れた大学。入口は吹き抜けの明るい雰囲気で、開かれたイメージを持ちます。全体的に天井が高い印象。ところどころに大きな絵や現代造形美術品などが飾られていますが、里子さんのお話では、スウェーデンでは建物と建てるとき、工費の何%かをこういったものに充てなくてはいけない、と法律で決められているそうです。講義室(スタジオ)が並ぶ階も、廊下は広め。スタジオも平行に並んでおらず、ところどころに学生たちが会話を楽しむスペースがあり、学校に通っている人々が「対話」する余裕を感じる雰囲気。スタジオやホールには、それぞれ、縁のある音楽家の名前がつけられています。チェンバロも入っている古楽の為のスタジオには、里子さんのご主人でいらっしゃる古楽奏者 Sven Bergerさんのお名前が書かれていました。こちらの部屋は、チェンバロなど、古楽器が響きやすい設計になっているそうです。練習室は、どの部屋も学生たちが練習中。また、コンサートができるホールもいくつかあります。一番大きなホールは、舞台が一番低い場所にあり、客席が階段状になっていて、2階席もあり、見たところ500人ほど入りそうでした。こちらでは、外部の人も入れるコンサートなども開かれる、ということです。外国からの留学生も多いようで、行き会った学生も、東欧から来た方のようでした。

2010_3_20 スウェーデンの音楽学生がどのような場所で勉強しているかを知る、たいへん貴重な経験をさせていただいた後、なんと厚かましくも、里子さんのご自宅に少しお邪魔させていただきました。古学奏者のご主人様、Sven Bergerさんにもお会いでき、たいへん光栄でした。さて、まずお家に入って目に入って来たのが、S. Bergerさんの膨大なコレクション!2010_3_20a様々な国の「吹く」楽器。あれは何ですか、これは何ですか?と聞いていると・・・実は、この台も楽器なんですよ〜。と布を撒くって下さると、なんとその台、1800年頃のスウェーデンのクラヴィーア。クラウスやモーツァルトの曲をちょっと触らせていただきました。クラウスより、少し後の時代の楽器ですが・・・クラウスは、どんな楽器でホ長調のソナタを作曲したのかしら?という私の疑問に、少しだけ近づいた気持ちでした。コーヒーをいただきながら、新しくリリースされたマーラーのオルガン版によるCDについて、スウェーデン音楽の歴史の書籍について、S. Bergerさんのご友人で若くして亡くなられたジャズピアニスト、ヤン・ヨハンソン Jan Johanssonについてなど、興味深いお話しを沢山していただきました。

 里子さんに、私のヨーテボリでの宿泊先であるアン・エルキェーさん宅まで送っていただき、田中さんと合流。(実は、田中さんもアンのお家に宿泊中でした)夜は、ヨーテボリの街の中のポーランド料理店で、田中さん、田中さんのご友人たち、そして当会ではお馴染みのギターリスト マーティン・フォーゲル Martin Fogel さんたちとお食事。実は、マーティンとスウェーデンで会うのは初めて!

 食事の後、ようやくお家でアンと再会。ヨーテボリとの縁を作ってくれたのはアンだったのですが、実は、この日は私のコンサートと同じ時間に、アンとマーティンはデュオで他のコンサートがあり、残念ながらお互いの演奏会を聴けませんでした。
 さて、ここからは、出演演奏会が終わりほっとしたのか、なぜか写真が増えるので、画像も少しずつご紹介できると思いますので、お楽しみに!

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コメント

へえ~、BergerさんはJan Johanssonさんのご友人だったんですか。
Jan Johanssonさんは大好きなスウェーデンのジャズピアニストの一人です。スウェーデンの民謡を集めて演奏したレコードも出しています。
確かロシア民謡を演奏したレコードもあったはずです。
スウェーデン民謡のCDは持っていますので、よろしければそのうちお貸しします。
前回スウェーデンに行った2006年には、馴染みのストックホルム市内の中古レコード店兼古書店で、Jan JohanssonさんのYounger Than Springtimeという素敵なLPを買いました。

>高橋様
Sven Bergerさんは、J. Johanssonさんとフルートなどで共演もされていたようです。なんだか、懐かしい気持ちになる音を奏でられる素敵な音色のピアノ演奏でした。民謡の収集もされていたのですね。

スウェーデンのジャズ・ピアニストの方たちは、他の北欧諸国と比べても民謡を演奏することに昔からとても熱心です。
Jan Johanssonさんとほぼ同世代のBengt Hallbergさんという名ピアニストも、1988年にドロットニングホルム離宮でスウェーデン各地の民謡やサーメ(ラップランド)の伝承歌、ペッテション=ベリエルやアルヴェーンの曲を基にピアノで即興演奏をした素敵な2枚組みの作品を残しています。
大好きなレコードです。

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