代表のTwitter


Twitter på svenska

記事関連のおすすめ

« 再び、M. カルコフ:3つのロマンス 作品239 | トップページ | ド・フルメリ:心の歌 作品27 »

シェーグレン:H.ニュブロムの5つの詩

いよいよもうあと5日に迫った「スウェーデン音楽の調べ vol.7」です!
今日は、その中のシェーグレン:ヘレナ・ニュブロムの5つの詩 Op.63について。
エミール・シェーグレンは、1953年生まれのスウェーデンの作曲家。若いステーンハンマルに作曲を教えていたこともあります。私の印象としては、ドイツに留学し、ドイツ音楽の影響から作曲を始めた人が多い時期に、フランスの影響を受けた作曲をした初めてのスウェーデン人・・・だったのですが、実は、この時期、かなりのスウェーデンの音楽家がフランスに留学していたらしいことを最近、知りました。(「四つの水彩画」で当会ではお馴染みのトール・アウリンのお姉さんヴァルボリ・アウリンもパリで作曲の勉強をしているのですね・・)
さて、シェーグレンも、もともとベルリンで勉強した方ですが、ベルリンでも、サンサーンスやビゼーなどのフランスの作曲家の作品に感銘を受けています。
結婚してから、フランス語ができた奥様のがんばりもあり、パリで大成功。人生後半は、暖かい時にスウェーデン、寒い時にパリ・・・というような生活を送っていたようです。
彼は、オーケストラ作品はほとんど書いていませんが、ヴァイオリン作品、ピアノ作品、そして多くの歌曲を残しています。彼のヴァイオリン・ソナタは、エネスコ、イザイ、ティボーも好んで演奏していた、と言われています。また、彼の歌曲の中には、フランス語訳をつけて出版されたものもありました。当時としてはめずらしい、シェーグレンの作品のみのコンサートもパリで度々開かれていた、といいます。

今回、私たちが演奏させていただく「ヘレナ・ニュブロムの5つの詩」は、彼のパリでの生活が始まった後の重要な作品の一つ。私たちから見ると、フランスの香りが独特の風合いで北欧の響きとブレンドされた、まさに「シェーグレンらしい音楽」という印象なのですが、当時のスウェーデンでは、ちょっと衝撃的だったようです。シェーグレンの信奉者だったペッテション=ベリエルも、この時期のシェーグレンの作品を「無計画な和音進行」の音楽と(ネガティブな意味で)言っていたようですし、面白いことに、当時の批評などを見ると、スウェーデンではシェーグレンの音楽とフランス音楽の結びつきについてはあまり言及がないそうです。

さて、皆様の印象はどんな感じなるでしょう?是非、ご自身の耳で確かめにいらして下さい!
ところで・・・この作品は、歌詞がスウェーデン語でなく、デンマーク語です。発音が似ているようでかなり違い、字面はかな〜り近いというスウェーデン語とデンマーク語。同じプログラムで歌わなくてはいけない歌い手・向野由美子、現在、大奮闘中であります!しかし、気合い入っています!

« 再び、M. カルコフ:3つのロマンス 作品239 | トップページ | ド・フルメリ:心の歌 作品27 »

スウェーデン」カテゴリの記事

声楽」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 再び、M. カルコフ:3つのロマンス 作品239 | トップページ | ド・フルメリ:心の歌 作品27 »

2015年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ